DEX(分散型取引所)であるEtherDeltaは、自身のトークンセールを控えて、トークン上場の新基準を発表しました。
簡単に要約すると、
ETHペアとして上場したい場合は、プロジェクト時価総額の0.1% ~ 3%のEDT(ICOされるEtherDeltaのトークン)を3~6ヶ月間、エスクローサービスにデポジットしなければならない。
既に上場しているトークンにはこの基準は適用されない。
EDTペアの場合、エスクローは要求されない。
EtherDeltaはDevcon3において、ICOにおける大型の資金調達を暗に批判していたような気がするのですが、結局自身もICOを行うことにしたようです。
今回の新しい上場基準はEDTトークンの需要を作り出すためのものなので、どうしても後付けでトークンを自分たちのビジネスモデルに嵌め込んだ印象が拭えません。
ちなみに「上場手数料」が存在するのは中央集権的な取引所でも同様のことで、DEX特有のものではありません。
個人的にはEtherDeltaやCryptoKittiesは、ICOではなく、プロダクトローンチ後に、サービス利用料として開発者報酬を徴収していくビジネスモデルとして注目していました。
CryptoKittiesに関しては以下の記事をご覧下さい。

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