本記事の主要対象期間
18年3月31日~18年4月6日
Ethereumインフラ
Ether発行上限EIP
Etherの発行上限を1億2千万(現在9850万程度)に設定するEIPがエイプリルフールにVitalikによって提案されました。
Meta: cap total ether supply at ~120 million · Issue #960 · ethereum/EIPs
後日Vitalikはこれに関してツイートをしており「半分ジョークだけどコミュニティの意向次第」という考えのようです。
For those still wondering whether or not https://t.co/z44anVrOuT was an April Fool's joke, the answer is: it was an April Fool's meta-joke. *The point* was seeing people argue about whether or not the proposal is "real".
— Vitalik Non-giver of Ether (@VitalikButerin) April 2, 2018
Shardingの新しいロードマップ
用語もValidator→Collatorなど、いくらかの変更があります。
Shardingの最新ロードマップはこれ。引用元はEthresearch
Ethereum Sharding Biweekly Development Update #1 — Prysmatic Labs https://t.co/ZhwQv2HlUT pic.twitter.com/cGiqlK0FJn
— indiv (@indiv_0110) April 5, 2018
Ethash対応ASICがBitmainから発売される
既に売り切れているみたいですね。
Bitmainがイーサリアム用のASICを発売、コミュニティの反応は | ビットコインの最新情報 BTCN|ビットコインニュース
Ethereum Core Devs Meeting #36
- Testing
- EIP 712: Add eth_signTypedData as a standard for machine-verifiable and human-readable typed data signing with Ethereum keys.
- EIP 665: Add precompiled contract for Ed25519 signature verification.
- EIP 958: Modify block mining to be ASIC resistant.
- EIP 960: Cap total ether supply at ~120 million.
- EIP process updates.
- Research Updates.
- Metropolis.
- Client updates.
Time permitting:
10. EIP 908: Reward for clients and full nodes validating transactions.
Ethereum関連プロジェクト
Oasis Direct
Instantly transfer ETH for MKR/DAIができる取引所。
Announcing Oasis.Direct — Instantly transfer ETH for MKR/DAI
ETHLendがバックグラウンドのペア交換にKyberNetworkを採用
ETHLendはレンディングシステムの構築を目指すプロジェクトですが、仲介トークンとしてLENDを採用しています。仲介トークンに関しては賛否両論ありますが、ここでは論じません。KyberNetworkがLENDとERCトークンのペアを用意することにとって、ETHLendの利便性を高めることが狙いですね。
もちろんKyberNetworkとしても、0xやBancorとのDEX as インフラの陣取り合戦のために今後も似たような提携を増やしていくでしょう。
ETHLend Integration Announcement – Kyber Network
Dharma Plexアルファリリース
Tokenized Debtを取り扱うDharma protocolを使ったDharma PlexがKovan Testnetでリリースされました。
Dharma Community Update: 2 April 2018 – The Dharma Protocol Blog
デジタルアセット流通プラットフォーム『クリプトカード』がConsensusBaseよりリリース
志茂氏が代表を務めるコンセンサスベースがクリプトカードをリリース。
また、『クリプトカード』プラットフォームを利用した第一弾サービスとして、当社が発行者となるトレーディングカード販売サービス『CryptoCards』のβサイトを2018年4月3日(火)午後3時にオープンします。まず日本居住者を対象に、イーサリアムのRopstenテストネットにおいて、利用者が仮想通貨Ether(イーサ)と交換に発行者からカードを購入できるトライアルサービスとして開始して、日本国内外の規制等外部環境をふまえながら順次サービス機能を拡充していく予定です。
ブロックチェーン技術を使ったデジタルアセットトレーディングカード『クリプトカード』リリースのお知らせ | コンセンサス・ベイス
Aragon0.5の使い方
AragonはUIが分かりにくいわけでもないので、説明なしでも使えるケースも多いと思いますが、躓いた場合は以下の記事が有用です。
DAO Workshop 🔧 (Testnet) – Jose Garay – Medium
Zilliqaがテストネットリリース
Ethereum関連というわけでもないのですが、Ethereumが導入予定のShardingを使ったプロジェクトなのでウォッチしています(EthereumのShardingとZilliqaのShardingは完全に同一のものではないみたいですが)。
Zilliqa Testnet v1.0 Release: Codename Red Prawn – zilliqa
その他
ライトコイン開発者によるPoS(Tendermint, Casper, DFINITY)の問題指摘
Proof-of-Stake, Private Keys Attacks and Unforgeable Costliness the Unsung Hero
ASIC耐性をもたせることの是非
最近の出来事(MoneroのASIC耐性のためのハードフォーク、Ethereumのハードフォーク検討など)の中では非常に重要度の高い話なので、いずれ記事にするかもしれません。
要約するとASIC嫌悪に価値はあるかという話で、継続的HFのリスクはHFのによるバグ、ハッシュレートの散乱、Bitmain等によるGPU, FPFA製造の可能性など。解はASICのコモディティ化。