暗号通貨の技術と投資の両方に興味を持っている人がTwitterでの情報収集の際に気をつけるべきこと

ビットコインを始めとする暗号通貨の大幅な値上がりによって、暗号通貨界は文字通り老若男女個人法人を問わず注目を集めています。暗号通貨に関連する情報を収集するにあたって、必須とも言えるのがTwitterです。暗号通貨関連の情報を積極的に収集しようとする人はまず間違いなくTwitterのアカウントを持っているでしょう。各プロジェクトはTwitterに公式アカウントを持っており、最新情報はそのアカウントから発信されることが多いです。また暗号通貨界の著名人や影響力の強い開発者も自身のアカウントで意見を述べたり、情報を共有したり、他のユーザーを交流したりしており、それらを閲覧するためにもTwitterアカウントは必須というわけです。

技術方面に明るい方だとGitHubや各プロジェクトのホワイトペーパーを直接読んだり、公式ブログの解説を参考にしたりすることもできますが、一般に暗号通貨のことを調べるためにまず行うことはTwitterアカウントの開設といっても過言ではないくらいにTwitterは情報収集ツールとして使われています。

またTwitterアカウントを持っていれば、名刺代わりにも使え、積極的に発信をしていれば特に外国の企業や組織から仕事が舞い込んでくることもあります(詐欺の片棒を担がせるようなものも多いですが、翻訳系やリサーチ系もあります)。

このように使い方さえ間違えなければ素晴らしい効能を持つTwitter利用ですが、使い方を間違えてしまうと骨折り損のくたびれ儲けになりかねません。そしてこの傾向は特に「暗号通貨の技術や仕組みに興味を持ってこの界隈に近づいたけど、投資の側面にも興味がある」というユーザーに当てはまると思いますので、消耗を避けるための注意点を共有したいと思います。

技術系情報と相場系情報は峻別して管理する

Twitterでの情報収集で無意味な消耗を避けるにはこれが有効だと思います。あえて”相場”系と表現したのは、投資系の情報の中には暗号通貨のファンダメンタルに着目している情報もあり、一概に技術と無関係だとは言えないからです。

複数ジャンルの情報を一つのタイムラインで管理するのは少なくとも私にとっては不可能でした。元々は技術や仕組みに興味があってこの暗号通貨に関する情報を追い始めた場合であっても、恐らくほぼ全ての人が投資利益にも興味を持っているはずです。そして情報の刺激度を考えると、好奇心を刺激する技術系の情報よりも射幸心を煽る相場系の情報の方に気を取られるのは仕方がないことです。

その結果、技術や仕組みに関する情報は後回しになり、気付いたらチャートを見たり、特定の銘柄に詳しそうな人のTwitterアカウントやブログを閲覧しているというわけです。同時には処理できない二種類の情報を一つのタイムラインで閲覧しているので当然の結果だと思います。この問題を回避するために私は以下のルールを守るようにしています。

  1. 技術系アカウントと相場系アカウントはTwitterのリスト機能等を用いて厳格に区別してタイムラインを管理する
  2. 技術系と相場系の両方に該当するアカウントは投資系のタイムラインに入れる

2の「技術系と相場系の両方に該当するアカウント」をどちらのタイムラインに入れるかは個人の判断ですが、私は技術系の情報は純粋にそれだけに触れたいので、たとえ技術に関して有益な情報をツイートするアカウントがあったとしても、相場系の情報が10%を超えていそうなら相場系のタイムラインで管理しています。

私が暗号通貨界隈を覗き始めた頃はトレーディングを頻繁に行うつもりはなく、相場系の情報にもさほど飢えていないと自分では思っていたのですが、金儲けの話はどうしても魅力的で、気が付くと価格や価格に影響を与え得る情報を血眼で探し、その挙句得るものなしという具合でした。そもそも誰の目に見ても明らかに価格に影響を与える情報なんてものが既に公開されていたとしたら、それは既に価格に反応されているはずなんですよね。暗号通貨の場合、「情報が瞬時に影響を与えないこともある(しかもそれで利益を出したことがある)」という事実が余計に情報収集に精を出させるのですが、今になって考えてみると長期的に見て持続可能で生産的な方法ではありませんでした。

以下は自分がTwitterのみならず、ネットでの情報収集の際に気を付けていることです。

  1. 割り引いて考えよう
    全てを真に受ける必要も、全てを嘘だと決めつける必要もないと思います。ただ、それぞれにポジションがあり、それぞれの報酬系が存在し、それぞれに情報発信をする理由がある、というだけです。結局感覚値になりますが、それぞれのアカウントごとに異なる割引率を用いてツイートを読むようにはしています。基本的に何かしらの明確な証拠がない限り、全てエンターテイメントだと割り切って楽しみます。
  2. 感情の起伏は黄色信号
    Twitterのタイムラインを見ているだけで、正負を問わず何らかの感情が生まれてきたら要注意です。Twitterの閲覧で感情的になってしまう事態と、そのような感情を引き起こすアカウントを未だにフォローし続けている理由を冷静に考え直す必要があります。個人的には嫌悪も愛好も情報収集には無益だと思っています。
  3. 聞き手の権利を行使しよう
    情報の取捨選択の権利は受け手に与えられているので、自分にとって有益なタイムラインを構築することができます。コストパフォーマンスの良いタイムラインの構築を目指すのもまた楽しい作業です。

それでもTwitterは宝の山

使い方を間違えると玉石混淆の情報沼から這い上がれなくなってしまいますが、Twitterによる情報収集が有益であることは間違いありません。ただ、あるアカウントが信用できるか否かを判定するためには、少なくとも一つは自分が理解している分野がないと厳しいです。一つでも自力で判断できる分野があると、その分野に関することもつぶやくTwitterアカウントのツイートの妥当性を部分的に判断することができるためです。

個人的には技術系アカウントに加えて、自分が全くの無知であるトレーディング(マニュアルトレード、Botトレード、FX)や投資(株、金融商品)の分野に強そうな方々のツイートやブログを、自分が理解できる範囲を取っ掛かりにして、少しずつではありますが、割りと真剣に読んで勉強しています。