暗号関連用語集

全般

  • $5 wrench attack
    5ドルで帰るレンチを使って攻撃すること。暗号通貨のセキュリティの強固さを主張する言説に対してやや皮肉気味に使われる。元々は半分ジョークとして使われていたが、暗号通貨の値上がりによって深刻な問題になると思われる。物理的な攻撃が出来る状況においては、武力で脅されたらどうしようもないということ。
  • スケーラビリティ
    ネットワークの拡張性のこと。ビットコインの場合、単位時間あたりのどれだけのトランザクションを捌けるかがスケーラビリティの指標。現状、ビットコインのブロックサイズは1MBで、ブロック生成は10分に1度なので、これらの数字と1トランザクション辺りの容量がスケーラビリティに大きな影響を及ぼす。ブロックサイズを引き上げることによるスケーリングを目指すのがビットコインキャッシュに代表されるビッグブロック派、ブロックサイズを1MBに維持したままオフチェーン処理の向上を目指すのがスモールブロック派やコア派(2017年11月時点)。ブロックサイズの引き上げもオフチェーンの活用も、それぞれに課題がある。

Ethereum

主要開発者

  • Vitalik Buterin
    イーサリアム創設者。
  • Vlad Zamfir
    イーサリアム開発者。Casperを開発している。
  • Gavin Wood
    Vitalikと共にイーサリアムを創設。現在はParity Technologiesを運営中。

一般語彙

  • Etherとは?
    Ethereum Virtual Machineを使うための燃料。ETHとしても表記され、ビットコインや日本円とのトレードが可能。
  • EVM(Ethereum Virtual Machina)とは?
    イーサリアムは、ネットワーク全体で一つのチューリング完全なマシンとして動くように設計されている。このマシンのことをEVMと呼ぶ。
  • Dapps(Decentralized Applications)とは?
    非中央集権的アプリケーションのこと。アプリケーションを運営する中央集権的な主体が存在しない。中央集権的な主体が存在しないため資金調達が難しく、ICOは元々DappsやDAOのために考案された。
  • ICO(Inicial Coin Offering)とは?
    主にDappsやDAOのための資金調達手段。DappsやDAO内で使えるトークンと引き換えに、EtherやBTCを調達する。トークンは株式や債権とは異なり、トークン所有者は会社の所有権や配当を得る権利を持たない。配当を含むトークンは証券に該当するため、各国の金融監督機関から規制されている場合が多い。イーサリアムはスマートコントラクトによってトークンの発行や配布を行えるため、多くのICOはイーサリアム上で行われることが多い。そのためイーサリアムのキラーアプリはICOであると揶揄されることもある。
  • DAO(Decentralized Autonomous Organization)とは?
    分散型自律組織。中央集権的な主体を持たない、分散型の組織。The DAOは分散型ファンドを志向したプロジェクトであったが、コードの脆弱性により頓挫した。
  • スマートコントラクトとは?
    外部からのトランザクションを発動条件にして自動的に執行されるコードのこと。自動執行契約。

アルゴリズム

  • Safetyとは?
    全てのプロトコルに従うノードが同じ決断を下すこと(※参考
  • Livelinessとは?
    全てのプロトコルに従うノードが最終的に決断を下すことが保障されていること(※参考
  • Ashynchronous networkとは?
    コミュニケーションが因果関係に一致するどのような順番でも到着できること(※参考
  • Economic finalityとは?(※参考
    あるブロック(B1とする)が以下のどちらかの条件を満たすとき、$Xの経済的セキュリティで経済的にファイナライズされているという。
    (i)永続的に正統なチェーンの一部であり続ける
    (ii)B1を改竄しようとする者が少なくとも$Xの損失を被ることが保証されている
  • Checkpoint/Epochとは?(※参考
    CasperのPoSコンセンサスにおいては、Checkpointと呼ばれる100ブロックごとにフィナリティが決定される。Epochは50ブロック単位のこと(以前は1Epoch=100ブロックだったが50ブロックに変更された模様)。
  • Accountable safety(※参照
    1/3以上のバリデーターが自身のデポジットを危険に犯してSlashing conditionを破らない限り、2つの対立するチェックポイントがファイナライズされることはない。
  • Plausible liveness(※参照
    以前のイベント(Slashingイベント、遅延ブロック、検閲攻撃)に関わらず2/3以上のバリデーターがプロトコルに従った場合、どのバリデーターもSlashing conditionを破ることなく、新しいチェックポイントをファイナライズできる。
  • Correct by construction fork choice rule
    最も大きな高さ(ブロック高のような概念)を持つJustifyされたチェックポイントを含むチェーンをフォローする